『GO FOR KOGEI 2025』開催。今年のテーマは「工芸的なるもの」
注目の展覧会・イベント VOL.69

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柿傳ギャラリー
北陸を舞台に、ジャンルにとらわれない新たな⼯芸の⾒⽅を発信するプロジェクト『GO FOR KOGEI』が、2025年9⽉13⽇(⼟)から10⽉19⽇(⽇)の日程で開催される。2020年から毎年開催され、今回で6回目を迎える当イベントでは、歴史や⾵⼟を体現する町並みや社寺を会場にした展覧会やイベントのほか、⼯芸を巡る今⽇的な課題と可能性について議論を深めるシンポジウムなどを開催してきた。今年は約100年前に⺠藝運動を提唱した柳宗悦の⾔葉から「工芸的なるもの」をテーマに、現代アーティストや⼯芸作家、職⼈が素材・技法と向き合う態度から⽣まれるさまざまな実践を通して、それらが作り出す多様な暮らしの姿を提案する。
開催エリアは、北前船の寄港地の⾯影を残す富山県の岩瀬エリアと、⾦沢を代表する観光地「ひがし茶屋街」を擁する石川県の東⼭エリア。18組の参加アーティストの作品が各地の⾵景や建築の特性にあわせて溶け込むように展示され、街並みや建築を回遊しながら作品を楽しめる。また作品鑑賞にとどまらず、⽼舗の酒蔵で⼯芸と利き酒を楽しんだり、地元⾷材を使った軽⾷を作家の⼿がけた空間と器で味わう企画など、工芸の特性を⽣かした地域の⾷⽂化や暮らしと結びついた体験型のプログラムも多数用意されている。
一つのエリア内は徒歩で周遊できるコンパクトな構成で、エリア間も鉄道や車で移動しやすく、⾸都圏から⽇帰りでの鑑賞も可能だ。アート、デザイン、建築といったジャンルを横断する多くの作品との出会いは、「⼯芸」を新たな視点から再考し、現代社会において我々が共有している美意識や価値観とは何かを問い直すきっかけとなるだろう。
■参加アーティスト(五十音順)
アリ・バユアジ、上出惠悟、桑⽥卓郎、コレクティブアクション、サエボーグ、坂本森海、相良育弥、清⽔千秋、清⽔徳⼦+清⽔美帆+オィヴン・レンバーグ、髙知⼦、舘⿐則孝、寺澤季恵、中川周⼠、葉⼭有樹、松本勇⾺、三浦史朗+宴 KAI プロジェクト、やまなみ⼯房、吉積彩乃
■開催概要
『GO FOR KOGEI 2025』
会期:2025年9⽉13⽇(⼟)〜10⽉19⽇(⽇) ⽔曜休場
時間:10:00〜16:30(最終⼊場16:00)
会場:富⼭県富⼭市(岩瀬エリア)、⽯川県⾦沢市(東⼭エリア)
ウェブサイト:https://2025.goforkogei.com/
■チケット
共通パスポート
一般:2,500円(前売り2,000円)
学生(大学生・専門学生):2,000円(前売り1,800円)
※共通パスポートは会期中すべての展示会場に1回ずつ入場可能
※受付当日に限りエリア内の展示会場に1回ずつ入場できる「エリア別1DAYチケット」も会期中販売予定
※イベントの詳細は公式ウェブサイトにて直接ご確認ください