伊万里・有田のものづくりを体感できるイベント『ジバニイキル』が東京で開催
注目の展覧会・イベント VOL.58
展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
2024.9.10 – 11.4
静嘉堂文庫美術館
2024.9.13 – 9.28
HULS GALLERY TOKYO
2024.9.14 – 9.19
寺田美術
東京都
2024.9.14 – 9.22
会津屋
日常にある工芸の美。展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざまな情報、視点をお届けします。
400年以上の歴史を有する磁器の一大産地、佐賀県有田町。有田焼に携わる窯元・商社等で構成される有志のグループが、有田の魅力を伝える展示・体験・対話イベント『ジバニイキル』を、2024年9月19日(木)から21日(土)の3日間、東京・青山のLIGHT BOX STUDIO AOYAMAで開催する。会場では、伊万里・有田焼窯元の若手経営者および後継者13社(名)のチームNEXTRADによる、作り手自ら...
日本固有の美意識と多様な自然が育んできた日本の工芸。受け継がれてきた技術による美しい工芸品は、海外からも高い注目を集めている。その一方で、近年の生活様式の変化に伴う需要の変化、職人の高齢化や後継者不足など、各産地が多くの課題を抱えているのも現状だ。豊かな工芸文化の継承と革新を図るため、工芸産業の発展にどう取り組むのか、を議題に『工芸シンポジウム「伝統と未来を考える」〜今、求められる革新とは〜』が2...
文化芸術界に特化したジョブフェア「ART JOB FAIR」の第3回目の開催が決定した。2025年2月1日(土)と2日(日)の2日間にわたり、今秋新たにオープンする東京・京橋のTODA BUILDINGにて開催される。「ART JOB FAIR」は、人材を探している文化芸術団体と、仕事を探している求職者が出会う場として2023年にスタート。新型コロナウイルス感染症で多くの文化芸術活動が自粛や中止、...
三川内焼の窯元・平戸洸祥団右ヱ門窯に生まれた中里太陽さん。幼い頃から窯の後継として周囲から期待を寄せられ、自然とやきものの道を進むことを目指していたそうだ。「跡継ぎが生まれると親戚中がお祝いして喜ぶんです。そういう環境だからか、小さい時からこの仕事をしたいという思いはありましたね」。学生時代は磁器の一大産地である佐賀県有田で窯業を学び、大学を卒業してからはアメリカへ語学留学。その後オランダへ赴き、...
注目の展覧会・イベント VOL.55
深川萩の全5つの窯元から8人の作家が出展する、萩焼文化を体験できるイベント『うつわの秋』が、今秋も山口県の長門湯本温泉街で開催される。今年のテーマは「いろとり」。木々が色づく美しい季節にちなんで、色とりどりの萩焼の展示やさまざまな企画が、2024年9月14日(土)から10月14日(月)の日程で予定されている。長門湯本温泉を象徴するメイン会場の立ち寄り湯、恩湯(おんとう)では、深川萩の伝統的な技術・...
注目の展覧会・イベント VOL.54
今年で5回目を迎える、北陸から工芸の魅力を発信する取り組み『GO FOR KOGEI』が、2024年9月14日(土)から10月20日(日)の期間、岩瀬エリア(富山県富山市)と東山エリア(石川県金沢市)にて開催される。総合監修・キュレーターは2021年から継続して務める、秋元雄史。今回は総勢37名(15名+4組)のアーティストが参加し、伝統が残る街並みを舞台に工芸・アートの展示や複数のイベントが予定...
工芸トピックス VOL.28
日本有数の漆器の産地、福井県鯖江市河和田地区で越前漆器の製造・販売を行なうメーカー、漆琳堂。1793年創業という長い歴史を持ち、創業230周年にあたる2023年には同じ越前にある大本山永平寺御用達に認定されている。代々受け継がれてきた伝統的な漆器や業務用漆器の製造以外にも、現代の生活に合わせたカラフルな漆の器「aisomo cosomo」や北陸のものづくりの技術を生かしたブランド「RIN&...
工芸トピックス VOL.27
一つの作品を完成させるまでに何十回も漆を塗っては研いでを繰り返す“バカ丁寧”な工程を経ることから、通称「バカ塗り」と呼ばれる青森県の伝統工芸・津軽塗。映画『バカ塗りの娘』はバカ塗りこと、津軽塗をテーマとした人間模様を描いた作品で、舞台は青森県弘前市。主人公の美也子は高校卒業後、当てもなくスーパーで働きながら津軽塗の職人である父・清史郎の仕事を手伝っていた。父、そして文部科学大臣賞を獲ったこともある...
連載コラム『日本工芸の歩む道』後編「現代社会と工芸」 VOL.1
これまでこの連載では、工芸の魅力を伝えていくうえで大切な、日本の伝統的な美意識について紹介をしてきた。ここからは、日本の工芸の進むべき道を考えるため、国際的な社会課題や問いを踏まえながら、工芸というものの価値を捉え直していく。まずは、日本の工芸の成り立ちに深く関わっている「風土」について紹介をしたい。日本の工芸品は、風土というものと切っても切ることができない繋がりがある。工芸品は、有田焼や輪島塗、...
展覧会・イベントレポート VOL.29
東京・天王洲を拠点にアート事業を展開する寺田倉庫のTERRADA ART COMPLEX Ⅱ BONDED GALLERYにて、特別展『工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾』が7月16日(火)まで開催中だ。会場では、伝統的な工芸技法や素材を用いて現代アート的な自由な表現を追求する10名の作家の作品を展覧している。
連載コラム『茶碗の鑑賞術』 VOL.3
唐物茶碗や高麗茶碗が評価される時代が続いたのち、国内でも茶の湯のための茶碗が作られるようになった。和物茶碗の誕生である。瀬戸(愛知県)や美濃(岐阜県)から各地へ広がり、地域同士が流行や技術の面で影響を与え合いながら、さまざまな個性をもつ茶碗が生み出されていった。この章では、国内での茶碗の産地とその特徴に触れる。
連載コラム『茶碗の鑑賞術』 VOL.2
温かみがあり素朴である。涼しげで繊細である。亭主が一碗の茶を点て、客が喫するという目的は一つであっても、茶碗の表情はさまざまである。だからこそ、亭主が茶碗に季節感や思いを託し、客がそれを感じ取ることで心を通わせ得るのである。この章では茶碗の個性を形作る要素に触れながら、茶碗の楽しみ方を紹介していく。
注目の展覧会・イベント VOL.53
「日本の美術工芸を世界へ実行委員会」が、特別展『工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾』を開催する。第1弾は東京・天王洲を拠点にアート事業を行なっている寺田倉庫のTERRADA ART COMPLEX Ⅱ BONDED GALLERYにて2024年7月4日(木)~7月16日(火)の日程で開催。第2弾は京都の建仁寺で2024年11月3日(日)~11月5日(火)に予定されている。本展の監修・キュレータ...
VOICE VOL.6
――竹という素材に行き着いた経緯や、魅力を教えてください。もともと日本らしい精神性を持つ文化である茶道が好きでした。技巧を尽くした道具を使い、一期一会のおもてなしをする点に惹かれたのです。そのなかで竹に行き着いたのにはいくつか理由がありますが、一つには環境問題への意識がありました。私は神奈川県の山あいで育ち、人の営みで自然が破壊されつつあることが気になっていました。それで、環境に優しいものづくりを...
連載コラム『茶碗の鑑賞術』 VOL.1
茶筅を動かす音が止まり、亭主の手によって一服が目の前に置かれる。柔らかく立ち上る湯気、鼻をかすめる抹茶の香り。一服をいただく前の静穏な一瞬、亭主と客の間にはいつも茶碗がある。茶の湯を大成した千利休は、その心得として「和敬清寂」を説いた。亭主と客が互いに心を通わせ、道具や茶花を含めたすべてのものを敬う。心を清らかにし、どんなことにも動じない穏やかさをもつ。三千家と呼ばれる表千家、裏千家、武者小路千家...
工芸トピックス VOL.26
特定非営利活動法人DENTOが、日本の伝統工芸の担い手の奨励・支援を目的とした支援プログラムの内容を発表した。「DENTO 伝燈」はアブラハム・ルガシ(株式会社日本の窓 代表)、齋藤峰明(元エルメスパリ本社副社長・シーナリーインターナショナル 代表)、西堀耕太郎(株式会社日吉屋・株式会社TCI研究所 代表)の3名によって設立。「伝燈」は仏教用語で、師から弟子へと教えを伝えていくことを意味し、活動は...
日本各地の工芸の展覧会・イベント情報。
VOL.1-58
更新
伝え繋ぐ、作り手たちの工芸への想い。人生で最高の一枚と共に。
VOL.1-32
更新
今、工芸の世界で起きていること。注目の最新情報。
VOL.1-28
更新
産地を訪れ、その土地の空気を吸い、作り手と同じ景色を眺めながら、気づき、感じたこと。
VOL.1
更新
工芸の展覧会・イベントレポート。
VOL.1-29
更新
一碗に宿る、工芸の美と作り手の想い。茶碗の鑑賞に役立つ知識を紹介する。
VOL.1-3
更新
日本から世界へ。工芸を通じた「気づき」の言葉。
VOL.1-6
更新
産地を訪れ、その土地の空気を吸い、作り手と同じ景色を眺めながら、気づき、感じたこと。
VOL.1-12
更新
作り手からの新商品情報。
VOL.1-14
更新
日本各地にある、さまざまな工芸の産地を紹介。
VOL.1-3
更新
VOL.1
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