『工芸シンポジウム「伝統と未来を考える」〜今、求められる革新とは〜』開催
注目の展覧会・イベント VOL.57
展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
2024.9.10 – 11.4
静嘉堂文庫美術館
2024.9.13 – 9.28
HULS GALLERY TOKYO
2024.9.14 – 9.19
寺田美術
東京都
2024.9.14 – 9.22
会津屋
INSIGHT
VOL.1-6 更新
VOICE VOL.5
――田原さんの代名詞ともなっている流白釉(りゅうはくゆう)は、どのようにして生まれたのでしょうか?三ノ瀬には古い窯跡が3カ所あって、足元にはたくさん陶片が落ちています。そうした当時の破片は、今の萩焼のイメージと異なる風合いのものも多く、案外新しいなと感じるものもあります。その中の一つに流白釉に近い色合いのものもありました。流白釉の元になった釉薬は、もともとは別の釉調を目指していろいろと釉薬の調合を...
VOICE VOL.4
──どのような幼少期や学生時代を過ごされましたか?興味を持っていたことや、やきものとの出会いなどを教えてください。絵を描くのが好きな子どもでした。絵を描いたり、漫画を描いたり。陶芸の経験はありませんでしたが、父が佐賀県出身なので、家で使っていた食器はシンプルな有田焼が多かったです。父から「これは良いものだぞ」って教えられたりしていました。父方の親戚に有田焼の絵付師の人もいたので、絵付けを体験させて...
VOICE VOL.3 AD
――NEXTRADが結成された経緯について教えてください。藤本:日本で最初の磁器である有田焼が誕生して400年を迎えた節目の2016年に、佐賀県をはじめさまざまな方のサポートを受けて、「有田焼創業400年事業」が進められました。メゾン・エ・オブジェやミラノ・サローネに出展したり、著名なレストランとコラボレーションしたり、新しいブランドを立ち上げたり。こうした大々的なプロジェクトが進行する中で、どう...
VOICE VOL.2
──ガラス作家の道に入ったきっかけを教えてください。父親が吹きガラスの作家だったので、小さいころからガラスが身近にある環境で育ちました。ものづくりや絵を描くことが好きな子供でしたね。高校の美術部で初めて日本画に出会い、それがとても楽しくて夢中になりました。授業をさぼって、ずっと部室にこもって絵を描いたり。絵を描くということの基盤みたいなものは、3年間の高校時代にあると思います。北海道の近代美術館で...
VOICE VOL.1
Q1:小倉織との出会いは、どんな出会いだったのでしょうか?私は美大を卒業したり、家が工芸の家業だったりしたわけではなく、異端から入っているんです。子供の頃から文学が好きで、大学生のときに近世演劇に惹かれて、世阿弥の勉強を始めました。そのときに、舞台の能装束に魅力を感じたことから、織りの勉強を始めたんです。織りを学ぶ中で、骨董屋に通っていた時期があり、そこで見つけたのが小倉織の小さな端切れでした。そ...