福井のものづくりを体感する工房見学イベント『RENEW/2023』開催
注目の展覧会・イベント VOL.42

INSIGHT
VOL.1-23 更新
展覧会・イベントレポート VOL.22
岡山県備前の陶芸家、森本仁さんの作品展が東京 碑文谷のギャラリー、宙(そら)にて開催された。森本さんにとって、宙での展覧会は3年ぶり2度目。前回は二人展で、個展としては今回が初だという。食器や酒器、茶器、花器など総勢300点ほどの作品を展覧した。花器には森本さん手ずから生けた美しい花が彩りを添える。
展覧会・イベントレポート VOL.21
ジャパン・クリエイティブ・センターは、在シンガポール日本国大使館が運営を行ない、シンガポールにおける日本文化に関する情報発信の拠点である。2023年1月31日(火)〜2月4日(土)、ジャパン・クリエイティブ・センターにて、『POST-WABI』展が開催された。本展では、陶芸家の古野幸治さんと藤堂高直さんによる陶芸作品が30点ほど展示され、日本の伝統的美意識である「侘び」の新たな一面を感じさせるもの...
展覧会・イベントレポート VOL.20
1983年、染織家・築城則子さんは、福岡県北九州市の小さな骨董品店で一片の端布に出会う。それは立体感あるたて縞が美しい、小倉織の子供の袴地だった。この運命的な出会いから、昭和初期より生産の途絶えていた小倉織の復元・再生に取り組み始めた彼女は、1984年についにその試みを成功させた。その後、築城さんが今日までに制作してきた小倉織作品は約400点以上にのぼる。今回の松屋銀座・デザインギャラリー1953...
展覧会・イベントレポート VOL.19 AD
有田のものづくりを、もっと広く知ってほしい。磁器の生産現場を紹介する展示・体験イベント『Go Forward 2022 ―磁器のものづくりに関わる“14P”のこれから―』は、そんな作り手たちの思いを乗せて、2022年11月3日(木・祝)~5日(土)の3日間にわたり開催された。このイベントを仕掛けるNEXTRADは、佐賀県伊万里・有田の窯元の若手経営者及び後継者など14名で構成されるチームだ。昨年に...
展覧会・イベントレポート VOL.18
『日本伝統工芸展』は、日本の優れた伝統工芸の保護と育成を目的に開催される公募展。全国各地の数多の工芸作家が切磋琢磨し、技術の粋を尽くして制作した作品が出品される、日本工芸の技と美が集結する展覧会だ。第69回目の展覧会は、2022年9月14日(水)〜9月26日(月)、東京 日本橋三越本店にて開催され、陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸7部門の一般公募作品1,158点より厳正な鑑審査を経て選...
展覧会・イベントレポート VOL.17
2022年6月25日(土)〜7月3日(日)、東京 小石川のギャラリー 会津屋にて、ガラス作家の加倉井秀昭さんと廣島晴弥さんの二人展『SHAPE & DECORATION vol.3』が開催された。本展のテーマは「モノから生まれる暮らしのイメージ」。あるモノに惹かれるときや、それを手に取るとき、人はそのモノとともにある暮らしのイメージを思い描いているのかもしれない――。そんな仮説をもとに、モノ選びの...
展覧会・イベントレポート VOL.16
2022年3月26日(土)〜3月30日(水)、東京 永福の穴窯陶廊 炎色野にて、三重県伊賀で作陶を行なう鈴木大弓さんの個展が開催された。炎色野は、20年以上に渡り同時代の作り手によるやきものを展示販売してきた老舗ギャラリー。鈴木さんは、2011年以降、ここで毎年個展を開いている。今回は信楽をはじめ、粉引、鉄釉、三島、白磁、青磁、染付など、多彩な作品群約200点を展覧。見応えのある作品展の様子を紹介...
展覧会・イベントレポート VOL.15 AD
伝統工芸にとって、昨今「持続と発展」は大きなキーワードとなりつつある。受け継がれてきた高い技術力はもちろんのこと、現代の生活に合うスタイルを模索し、斬新なアイデアを形にしたり、SNSを活用した取り組みを行なうなど、次世代へとつながる発展を目指してさまざまなことに挑戦する作り手が現れ始めたことは、特に注目すべきことだろう。一方で、その価値を広く伝えていくにはまだまだ努力が必要な状況だ。海外からの関心...
展覧会・イベントレポート VOL.14
2022年2月5日(土)〜2月10日(木)、東京 代官山 gallery mus にてガラス作家 光井威善さんの作品展『融けあうかたち』が開催された。今回の作品展では、新作の茶碗をはじめ、《Silence》《Bottle People》などの人気シリーズの作品計139点を展覧。
展覧会・イベントレポート VOL.13
2021年12月14日(火)〜12月18日(土)、佐賀大学の肥前セラミック研究センターが主催するイベント『ARITA×SOGETSU研究発表展』が、東京赤坂 草月会館にて開催された。本展では、草月流華道家が制作した生け花総勢13点を展覧。花入は、複数の有田焼窯元が構成する株式会社ARITA PLUSが、草月流華道家と協働で開発した作品だ。15日(水)には、李荘窯の当主でARITA PLUS代表の寺...
展覧会・イベントレポート VOL.12
2021年11月27日(土)〜12月5日(日)、東京 六本木 サボア・ヴィーブルにて、北海道のガラス作家 西山雪さんの個展が開催された。同ギャラリーでは2016年より毎年西山さんの作品展を実施、今年で6回目の開催。新作展となる今回のテーマは『ふゆのしらせ』。晩秋から冬に移りゆく季節、北海道の植物や虫たちが織りなす情感豊かな風景を繊細に映し取った作品総勢55点を展覧した。
展覧会・イベントレポート VOL.11
2021年11月12日(金)〜27日(土)、赤坂 HULS Gallery Tokyoにて、有田焼の窯元である李荘窯の四代目当主、寺内信二さんの作品展が開催された。同ギャラリーでは今回で3度目の開催となる寺内さんの作品展。普段は窯元の当主としてものづくりに携わる寺内さんだが、本展では、ろくろで制作した新作の抹茶碗、宝ひん、ぐい呑、花瓶など、染付や白磁の作品を中心に展覧した。加えて、特に注目したいの...