「クラフトマンシップ」
連載コラム『日本工芸の歩む道』後編「現代社会と工芸」 VOL.2
展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
オープンファクトリーでは、7つの窯元が製造現場を公開した。普段は公開していない製造現場を間近で見学できる貴重な機会だ。ここでは3つの窯元のオープンファクトリーの様子を紹介したい。
メイン会場では、例年展示している製造工程のほか、長崎国際大学で地方創生を学ぶ学生による、「学生から見た有田の魅力と課題」をテーマとしたパネル展示発表も行なわれた。今回は、参加者たちにとっても窯元にとっても、総じて有意義で実りあるイベントとなった印象だ。伊万里・有田のものづくりはたくさんの課題を抱えており、産地だけでは解決できないこともある。作り手とともにさまざまな人々が課題と真摯に向き合うことで、未来へとつながるものになっていくだろう。年々進化するNEXTRADの活動に今後も注目していきたい。
文:堤 杏子
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