静岡工芸のプロダクトブランド「褒の美」より駿河竹千筋細工の製品が新発売
新商品情報 VOL.24


2025年グッドデザイン賞受賞《千空》
デザイナー 五十嵐久枝、職人 大村俊一
「用の美」の製品に宿る、心を潤し、暮らしを明るくする価値観を、静岡に根付く工芸品によって伝えるプロダクトブランド、「褒の美」。今回、職人とデザイナー、地域の工芸文化を支える創造舎の協業により、江戸時代から受け継がれる伝統的工芸品「駿河竹千筋細工」の技を用いた新製品全5種が発表された。
ポータブルテーブルランプの《千空》は、2025年のグッドデザイン賞を受賞。現代の生活に調和する洗練されたディテールや、光源の存在を感じさせずに駿河竹千筋細工の影をも美しく見せるLED照明技術が評価された。竹ひごが連なる優雅な形状から放たれる光が、静かな温もりを演出してくれる。花器とアロマディフューザーの《リネア》は、竹を内側に曲げる高度な技術によって、竹のしなやかな曲線美を最大限に引き出した、空間を彩る品。竹輪の円を縦にスライスしたようなデザインの花器《イレギュラー》は、壁に沿わせて使用した際に壁面に映る影も見どころ。《セントエン》は竹の線の連なりの美しさを感じる道具。開いたり閉じたりと、線を動かして楽しめる。繊細な竹ひごが縦に整列する《カラ》は、面の部分にガラスを用いた菓子器。ガラスを使用することで真円を保つことができ、蓋の収まりがよく積み重ねも容易だ。
商品は2025年11月より順次発売予定。また、発売と《千空》のグッドデザイン賞受賞を記念し、静岡市丸子の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」内の匠宿伝統工芸館にて、商品を一同に会した『褒の美 展』が2025年11月7日(金)から12月7(日)の期間開催される。駿河竹千筋細工の特徴である、丸く削った細い竹ひごを組んで作られた製品は、どれもしなやかで軽やか。ぜひ実際に手に取ってみてほしい。
◾️問い合わせ先
hounobiウェブサイト:https://hounobi.jp/
※商品の詳細は公式ウェブサイトより直接お問い合わせください。
◾️関連情報
『褒の美 展』
会場:駿府の工房 匠宿内 匠宿伝統工芸館(静岡県静岡市駿河区丸子3240-1)
開催日時:2025年11月7日(金)~12月7日(日). 10:00~19:00(入場は閉館の30分前まで)
※月曜休館(月曜祝日は営業、翌平日休館)
※入場無料
駿府の工房 匠宿 ウェブサイト:https://takumishuku.jp/