『LOEWE FOUNDATION Craft Prize 2026』日本人3名を含む30組のファイナリストを発表
注目の展覧会・イベント VOL.82

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展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
東京都
2026.3.19 – 3.29
セイコーハウスホール
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2026.3.20 – 3.24
しぶや黒田陶苑
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2026.3.20 – 3.29
加島美術
東京都
2026.3.20 – 3.29
八丁堀 とべとべくさ

折井宏司さんは、高岡銅器の着色を幅広く手がける「有限会社モメンタムファクトリー・Orii」の創業者。前身である老舗「折井着色所」の3代目として、富山県高岡市で生まれ育った。
大学卒業後は東京のIT関連会社で仕事に邁進し、充実した日々を送っていたが、26歳の時に家業を継ぐことを決意し、帰郷。だが当時は、バブル崩壊の影響から伝統工芸業界の衰退は必至と思われた。宏司さんは昔ながらの高岡銅器に大きな魅力を感じなかったという。しかし、それならば、自分がかっこいいと思う高岡銅器を作っていけばいい。なにか新しいことをやっていこう。そう奮起して、伝統技法を応用しながら試行錯誤を重ねた末、ついに圧延板に着色を施す技法を開発することに成功した。インテリアや建材分野でその評判は広まり、徐々に業績は回復。現在はファッション分野への参入も目指しているそうだ。
若い社員も増えている同社には、「伝統工芸をかっこよくしたい」という宏司さんの一貫した信念がある。次代を担う若者たちが魅力を感じる職業となるよう、さらなる挑戦を楽しみながら、時代に適したものづくりに励む。宏司さんが切り開く高岡銅器の未来は、きっと次世代の憧れとなることだろう。