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別冊炎芸術『見て・買って楽しむ 酒器の優品』発売

2026年1月、阿部出版株式会社より別冊炎芸術『見て・買って楽しむ 酒器の優品』が発売された。1982年創刊の季刊『炎芸術』は、陶芸専門誌として作家の作品紹介や制作の背景、陶芸の歴史などを幅広く取り上げており、毎年一回、特定のテーマに焦点を当てた別冊を刊行している。

今年のテーマである酒器は、お酒を飲む用途にとどまらず、見て楽しめるという点からも広く親しまれている。本書では、人気陶芸家が作るぐい呑・盃・杯・片口・徳利などの酒器を〈現代作家の注目の酒器〉と〈巨匠の酒器逸品〉に分けて掲載している。〈現代作家の注目の酒器〉では今最も注目度の高い現存作家を、〈巨匠の酒器逸品〉では北大路魯山人をはじめとする昭和を中心に活躍した物故作家の逸品を紹介。細部まで捉えた色鮮やかな写真と丁寧な解説で、作品の魅力をより深く味わえる内容となっている。特集記事〈酒器の楽しみ〉では、料理と合わせて陶芸家の酒器でお酒を提供する日本料理店や、陶芸家とコレクターの交流など、多様な視点から酒器の楽しみに迫っており、読み応えがある。巻末の〈全国ギャラリーガイド〉では、本書で紹介されている作品を扱うギャラリーの情報を掲載。実際に店舗へ足を運んで作品を鑑賞したり、購入を検討したりするきっかけにもなるだろう。

ぜひ本書を手に取り、多彩な表現が広がる酒器の魅力に触れてほしい。

 

■ 掲載作家
〈現代作家の注目の酒器〉
加藤高宏、山口真人、大森礼二、内村慎太郎、小林佐和子、由良薫子、早助千晴、渡辺愛子、澤克典、西岡悠、加藤亮太郎、十六代 坂倉新兵衛、坂倉一渓、杉本玄覚貞光、藤ノ木土平、池田省吾、川嵜貴生、加藤清和、十六世 松林豊斎、多賀井正夫、石戸生、百田暁生、安永頼山、水津和之、後関裕士、田原形子、鈴木涼子、吉見螢石、深見文紀、白亜器、森陶岳、谷本貴、金重有邦、隠崎隆一、今泉毅、谷穹、古谷宣幸、鈴木大弓、大西雅文、杉本祐、吉野桃李、福島一紘

〈巨匠の酒器逸品〉
北大路魯山人、岡部嶺男、小山冨士夫、加守田章二、金重陶陽、河井寛次郎、辻󠄀清明、荒川豊蔵、金重素山、西岡小十、加藤唐九郎、石黒宗麿、三輪休和、三輪壽雪(十一代 休雪)、八木一夫、鈴木治、金重道明、小森松菴、初代 徳田八十吉、十二代 中里太郎右衛門、塚本快示、濱田庄司、島岡達三、江崎一生、二代 川瀬竹春、田村耕一、松井康成、三浦小平二、清水卯一

 

■ 関連情報
別冊炎芸術『見て・買って楽しむ 酒器の優品』
A4変型判、180頁
出版社:阿部出版株式会社
https://www.abepublishing.co.jp

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KOGEI STANDARD

編集部

KOGEI STANDARDの編集部。作り手、ギャラリスト、キュレーター、産地のコーディネーターなど、日本の現代工芸に関する幅広い情報網を持ち、日々、取材・編集・情報発信を行なっている。