福井の伝統工芸のプロジェクトブランド「F-TRAD」から新作が登場
新商品情報 VOL.27

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展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
東京都
2026.1.6 – 3.10
日本民藝館
岐阜県
2026.1.31 – 3.15
岐阜県現代陶芸美術館
2026.2.7 – 5.24
豊田市民芸館
2026.2.14 – 3.15
福井県立美術館
唐津焼の歴史は古く、現代でも日本の代表的なやきものの一つとして知られている。広く人々に親しまれるそれは、「一楽二萩三唐津」という言葉があるように、茶陶としても聞こえが高い。
三藤るい作「黒唐津茶碗」は、表現の多様性に特筆される唐津焼ならではと言うべきか、「黒」の一言では言い尽くせないほどの豊かな表情を湛えている。胴部に思い切りよく刻まれた×の文様が漆黒の器肌に浮かび上がり、唐津で育まれた「黒」と「彫」の技法が互いを引き立て合う奥深い味わいが生まれた。高台の土見せも唐津焼によく見られるものだが、そこには三藤氏自ら採取したという土の質感が見事に表れており、彼女の作陶への妥協なき姿勢が伝わってくるようだ。
産地に根付いた技法を活かしつつも、個性豊かな見どころの多い本作。抹茶を点てれば、きっと鮮やかな緑が映えることだろう。