『工芸シンポジウム2026 工芸は越境する 〜日本から世界へ、伝統から未来へ〜』開催
注目の展覧会・イベント VOL.81

VOL.1-81
更新
VOL.1-52
更新
VOL.1-28
更新
VOL.1
更新
VOL.1-8
更新
VOL.1-4
更新
VOL.1-31
更新
VOL.1-4
更新
VOL.1
更新
VOL.1-32
更新
VOL.1-3
更新
VOL.1-12
更新
VOL.1
更新
展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
東京都
2026.3.19 – 3.29
セイコーハウスホール
東京都
2026.3.20 – 3.24
しぶや黒田陶苑
東京都
2026.3.20 – 3.29
加島美術
東京都
2026.3.20 – 3.29
八丁堀 とべとべくさ
備前と信楽という、二つの異なるやきものを学び、出雲にて開窯した陶芸家、岩佐昌昭。独立後、葛藤しながら自分の作風を模索する中で生まれたのが、陶胎漆器の作品だ。やきものの範疇にこだわらず、興味を持った素材を取り入れる好奇心が独自の世界を切り拓いた。
作品のすっとした立ち姿に引き寄せられ間近に見ると、三角に形作られた非常に薄い口造りが鋭く迫ってくる。金属と見紛う表面の質感は、陶磁器に漆を塗ったあと銀箔を貼って再度焼きつけたもので、銀箔が一部剥がれ落ちるような、繊細なだけではない、焼成の力強い臨場感も感じられる。
鈍く光る銀彩の風合い、周囲に静謐な空間を作り出す佇まいは、作家が暮らす山陰地方の奥ゆかしい風土を映し出しているようだ。銀ならではの経年変化を慈しみながら、手元に置きたい作品である。