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工芸産地体験型イベント『JAPAN CRAFT EXPO・日本工芸産地博覧会2023』大阪で開催

『JAPAN CRAFT EXPO・日本工芸産地博覧会 2023』が大阪の万博記念公園内お祭り広場を会場に、2023年11月3日(金)~5日(日)の日程で開催される。本イベントは全ての出展ブランドが体験型ワークショップを実施することが最大の特色。北は北海道から南は沖縄まで、金属、陶磁器、木工、漆、紙、繊維、皮革など多様な工芸産地から55の作り手が一堂に会し、来場者に工芸体験を提供する。実際の製造現場を見学しているような臨場感ある実演やワークショップ、産地の風土に根付いたフードマルシェのほか、いけばな教室や日本古来の製鉄技術たたら吹きの再現など、さまざまなコンテンツを通して産地を体験できるイベントだ。

イベントを主催する一般社団法人日本工芸産地協会は、“産地の一番星が産地の未来を描く”というコンセプトのもと2017年に設立され、現在19の企業が加盟。日本の工芸や産地の現状に危機感を持つ各産地の企業同士が、業種や地域の枠を超えて活動しながらそれぞれの産地の未来を切り開こうと、各産地のモデルケースを共有するカンファレンスの企画運営や、工芸・産地に関するコンサルティング、講演などの事業活動を行なっている。本イベントの実行委員会も各地の工芸メーカーから集まった人員で構成されており、自分たちで作り上げる博覧会を目指している。

2021年の初開催に続き、第2回目の開催となる今回のテーマは「工芸が見つめる未来 体験が解き放つ 産地への衝動」。イベントで全国各地の工芸の魅力に触れた来場者が、その後産地を訪れるきっかけになって欲しい、という思いが込められている。充実のワークショップはウェブサイトから予約が可能。ぜひ奮って参加したい。

 

◾️出展企業(全55社)
SASAKI / 弘前こぎん研究所 / OIGEN / 大館工芸社 / アルテマイスター / スノーピーク/ 玉川堂 / すずもの提灯 / Sghr / 亀の子束子西尾商店 / こまむぐ / WAZAO-IPPON feat.江戸和竿 / 駿府の工房匠宿 / まくらのキタムラ / HIDA / 松島組紐 / BROOK FURNITURE CENTER / 指勘 / かもしか道具店 / 鉢マニア / 能作 / 福井洋傘 / 谷口眼鏡 / Hacoa / 漆琳堂 / 箸蔵まつかん / 山次製紙所 / 五十嵐製紙 / 清原織物 / 高野竹工 / 中川政七商店 / パックインタカギ / SOCKS FACTORY SOUKI / 大和工房 / 北岡本店 / エコノレッグ / 堺一文字光秀 / FUJITA KINZOKU / waccara / HOTTA CARPET / 和泉木綿 / 注染手ぬぐい にじゆら / 菊井鋏製作所 / 中井産業 / 和ろうそくkobe松本商店 / ISHIDASEIBOU / FLAT(髙田織物) / SHAQUDA / たなべたたらの里 / 竹虎 / 増田桐箱店 / 鍋島虎仙窯 / ヤマチク / 琉球びんがた普及伝承コンソーシアム / 壺屋焼窯元育陶園

◾️開催概要
『JAPAN CRAFT EXPO・日本工芸産地博覧会2023』
日時:2023年11月3日(金・祝)〜5日(日)
 3日間とも10:00開場 17:00閉場(万博公園への入園は16:30まで)
場所:大阪 万博記念公園内お祭り広場(大阪府吹田市千里万博公園1-1)
入場料:500円(中学生以下無料) 万博公園への入園料別途(大人260円 小中学生80円)
ウェブサイト:https://kougei-sunchi.or.jp/expo/

※各イベントへの参加には事前予約が必要です。詳細は公式ウェブサイトにて直接ご確認ください。

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KOGEI STANDARD

編集部

KOGEI STANDARDの編集部。作り手、ギャラリスト、キュレーター、産地のコーディネーターなど、日本の現代工芸に関する幅広い情報網を持ち、日々、取材・編集・情報発信を行なっている。