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工芸の今を世界へ問う展覧会「『工+藝』KO+GEI 2026」、東京美術倶楽部にて開催

東京・新橋の東京美術倶楽部にて、日本の伝統・風土・美意識に根差した工芸の「今」を世界へ問う展覧会「『工+藝』KO+GEI 2026」が開催される。期間は2026年5月21日(木)から24日(日)まで。

本展は、伝統を受け継ぐ手仕事の「工」と、作家の独創的な精神から生まれる「藝」が融合し、現代の工芸美に昇華させた作品を紹介する場だ。2024年の発足以来、第2回展となる今回は、現代工芸界を牽引する招待作家7名と、世界から注目を集める気鋭の推薦作家50名の計57名の作品が集結。陶芸、漆芸、金工に加え、新たに刀剣二振りが加わり、日本工芸をより多角的に見渡せる構成となっている。展示作品は会場およびオンラインで抽選販売され、初めての人も新たな作品との出会いと「作品を購入する」という体験を楽しむことができる。

5月24日(日)には、東京美術倶楽部会員である全国の美術商の投票により、推薦作家の中から大賞および優秀賞を決定するほか、特別賞として各審査員がそれぞれ1作品を選出し表彰する。今回は、ファッションデザイナーのNIGO®が特別賞の審査員として新たに参加。現代のストリートカルチャーの礎を築き、近年は陶芸や茶の湯にも深く向き合う氏の視点が加わることで、工芸と現代カルチャーが交わる新しい文脈の創出が期待される。選出作品は、東京美術倶楽部 1階に5月25日(月)~5月31日(日)の期間で展示される予定だ。

さらに、東京美術倶楽部が推進する人材育成プロジェクト「KOGEI GENE(工藝人)」による初の国際シンポジウムが、5月22日(金)に同時開催される。KOGEI GENEは日本の工芸・古美術が持つ価値を国際的な市場へ「翻訳」し、海外マーケットへの流通を担う人材を育成する試みである。さらに、21日(木)・23日(土)・24日(日)には、GO FOR KOGEI アーティスティック・ディレクターの秋元雄史や明治学院大学教授の山下裕二ら著名な審査員によるギャラリートークを実施。23日には出品作家の器で薄茶を楽しめる呈茶席も設けられる。

現代工芸の美を五感で堪能できる貴重な4日間。ぜひ会場に足を運び、日本の工芸が世界のアートシーンへ向けて放つ、力強いエネルギーを体感してほしい。

■ 関連情報

 

招待作家(7名)(五十音順)
隠﨑 隆一、関島 寿子、土屋 順紀、前田 正博、三上 亮、十三代三輪休雪、山村 慎哉

推薦作家(50名)(五十音順)
浅井 康宏、伊藤 秀人、伊藤 航、内田 鋼一、ウチダ リナ、王 雪陽、大室 桃生、月山 貞伸、加藤 高宏、加藤 亮太郎、川端 健太郎、岸野 寛、木野 智史、久米 圭子、古賀 充、小曽川 瑠那、五味 謙二、崎山 隆之、佐故 龍平、澤谷 由子、新宮 州三、スナ・フジタ、孫 苗、高橋 奈己、田中 里姫、佃 眞吾、出和 絵理、時田 早苗、戸田 浩二、豊海 健太、新里 明士、西村 圭功、野口 寛斉、橋本 雅也、服部 真紀子、福村 龍太、藤川 耕生、本郷 真也、増田 敏也、桝本 佳子、松永 圭太、見附 正康、満田 晴穂、宮入 陽、ミヤケマイ、三輪 太郎、牟田 陽日、吉田 泰一郎、留守 玲、和田 的

 

「工+藝」KO+GEI 2026
会期:2026年5月21日(木)〜24日(日) 10:00~17:00
会場:東京美術倶楽部 3階ホール(東京都港区新橋6-19-15)
入場料:無料
ウェブサイト:https://koplusgei.com
特典つき事前登録:https://koplusgei.u-an.co.jp/forms/KvZq40fLnGhGlcnS1Mll

受賞作品発表日時:2026年5月24日(日) 10:00
受賞作品展示期間:2026年5月25日(月)〜5月31日(日)
展示場所:東京美術倶楽部 1階

特別賞 審査員:
秋元雄史(GO FOR KOGEI アーティスティック・ディレクター)
菊池寛実記念 智美術館
NIGO®(ファッションデザイナー)
山下裕二(明治学院大学教授)

 

KOGEI GENEシンポジウム
日時:2026年5月22日(金) 13:00~16:00(要事前予約)
会場:東京美術倶楽部 4階 ホール
言語:日本語
配信:アーカイブ配信(後日公開。リアルタイム配信はなし)
主催 : 東京美術倶楽部、文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会
ウェブサイト:https://kogeigene.com/

 

※各イベントへの参加には事前予約が必要な場合があります。詳細は公式ウェブサイトにて直接ご確認ください。

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KOGEI STANDARD

編集部

KOGEI STANDARDの編集部。作り手、ギャラリスト、キュレーター、産地のコーディネーターなど、日本の現代工芸に関する幅広い情報網を持ち、日々、取材・編集・情報発信を行なっている。