POJ Studio、京都・五条に日本の職人技を体感できる新拠点をオープン
工芸トピックス VOL.44

展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
2025.10.3 – 11.16
大分市美術館
2025.10.4 – 11.16
遊朴館 HIDA GALLERY
岐阜県
2025.10.4 – 11.29
岐阜現代美術館
2025.10.4 – 12.7
佐賀県立九州陶磁文化館
小川代藏・弘藏兄弟は、代々続く陶工の家系に生まれ、窯元「小西陶古」の初代を曾祖父に持つ。幼い頃は、裏山にある何百年も前の窯跡や、備前焼に彩られた神社が遊び場であったと言う。
そんな二人は働き出した後、別々の道を歩み始めた。兄の代藏さんは、機械系の職につき、弟の弘藏さんは、父・秀藏さんの家業を継ぐべく陶工になる決意をする。その後、一度は弟に家業の全てを託した代藏さんも、大阪でエンジニアとしての職を続けながら、商品の企画や営業面でのサポートを行うようになった。暮らす場所は違えども、想いは同じ。意見を交わし合いながら、新たな取り組みを手がけていく。
「子供の頃に見てきた活気のある備前の町に再び戻ってほしい。そのためには、備前焼を通じて、町に人が帰ってくるようなきっかけ作りをしたい」と、揃って口にする。それぞれの道は重なり合い、備前の町に新たな息を吹き込もうとしている。