「現代のリトリート」
連載コラム『日本工芸の歩む道』後編「現代社会と工芸」 VOL.5

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小倉織ブランド「小倉 縞縞」は、二人の女性によって支えられている。一人は創業者である渡部英子さん。そして、英子さんの娘である弥央さんだ。英子さんは、かつては音楽をこよなく愛するジャズピアニストであった。
そんな中、姉であり小倉織の染織家でもある築城則子さんの影響を受け、2007年に「小倉 縞縞」を設立。地元である小倉の文化を守り、世界へと発信していこうと決意した。娘の弥央さんは、縞縞ブランドの立ち上げと同時期に入社。台湾留学で培った国際的な経験を活かし、海外での展示会や顧客開拓など、小倉と世界とを繋ぐべく尽力している。「400年続く伝統を継承しつつ、今の時代にしかできないことがあると思う」と弥央さん。
「小倉の縞を世界の縞にしたい」。そう語る二人が二世代で描く未来には、しなやかで美しい縞模様が並んでいる。