ARITA PLUSが生地工房を新設。生地職人を募集中
工芸トピックス VOL.45


400年以上の歴史を持つ日本屈指の磁器生産地、有田。揺るぎない技術と美意識を継承しながら時代にあったものづくりに挑戦し続け、有田焼の名は国内外に広く知られている。しかし近年はほかの国内工芸産地と同様、原材料の確保や価格高騰、後継者不足を含む人員確保の難しさなど多くの課題に直面している。
世界で活躍する一流のシェフ・レストラン向けに魅力的な商品を提案するARITA PLUSは、李荘窯、徳幸窯、吉右ヱ門窯、やま平窯、安楽窯、福珠窯、瑞峯窯の7つの多彩な個性を持つ窯元によって共同で運営されている。このたびARITA PLUSは、有田焼の生産を支えてきた職人の高齢化による廃業が増えている現状を憂慮し、新たな事業展開として生地工房の新設を発表した。これに伴い、現在生地職人を積極的に募集している。有田焼の重要な工程である成形を担う生地師を雇用し、ARITA PLUS内で生地制作から手掛けることで、生産の安定化を図る狙いだ。また、次世代への技術の継承のため、熟練の職人から学べる体制の整備を目指している。
生地工房は2025年内に完成し、2026年より操業を開始する予定。技術を身に付け、ものづくりの新たな展開に挑戦出来るまたとない機会だ。興味のある方は、ウェブサイトに掲載されている募集要項および連絡先を確認し、気軽に問い合わせてみてほしい。
ARITA PLUS 生地職人募集
https://www.arita-plus.com/news/08/