中川政七商店が問い直す「工芸のしまいかた」。 国際認証「B Corp」取得とともに、ものづくりの循環プログラムを始動
工芸トピックス VOL.47

展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
東京都
2025.11.14 – 11.19
柿傳ギャラリー
埼玉県
2025.11.15 – 11.22
ギャラリーうつわノート
東京都
2025.11.15 – 11.23
八丁堀 とべとべくさ
京都府
2025.11.15 – 12.7
GALLERY SUGATA
ガラスと見紛うような輝きを放つ、凝った意匠のステムグラス。木地を丁寧に面取りし、細部を彫り込んで仕上げた形状に、漆を塗り重ねて作られた漆芸作品である。
作家、冨樫孝男は漆器の固定概念にとらわれない斬新なデザインに挑戦し続けている。自由な発想を実現可能にしているのは長年の修行で培った確かな技術。本作で何より目を引く深みのある艶は、銀粉を蒔いた上に透け感のある色漆を上塗りする、玉虫塗という技法で作られている。光の加減できらめく様子は引きこまれるような美しさだ。
自然に恵まれた盆地で歴代藩主の庇護のもと発展してきた会津塗。長い歴史の中で受け継がれてきた技を新しい感覚で表現した杯は、現代の食卓を華やかに彩ってくれるだろう。