ZOZO NEXT、伝統工芸と先端技術を融合する新プロジェクト「呼色」を始動
工芸トピックス VOL.51

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展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
東京都
2026.1.6 – 3.10
日本民藝館
岐阜県
2026.1.31 – 3.15
岐阜県現代陶芸美術館
2026.2.7 – 5.24
豊田市民芸館
2026.2.14 – 3.15
福井県立美術館
佐賀県伊万里の窯元・文祥窯の馬場光二郎の作品は、400年前の初期伊万里への敬意と現代的な感性の共存に特徴がある。その昔、泉山陶石の発見によって誕生した日本初の磁器、伊万里・有田焼。現在では使用されることが少なくなったこの陶石は、馬場にとって欠かせない素材だ。穴窯で焼成し、素材と技法が自然に調和することで、奥深い味わいが生まれたのが本作《月壺に小花》である。
李氏朝鮮時代の韓国で作られた「月壺」と呼ばれる白磁壺。満月を思わせるその造形に着想を得ながら、染付の小花の文様を一面に描いたこの作品は、どこか古物のような懐かしさを湛えながらも、現代的で軽やかな愛らしさを持っている。正面の文様が大きくはっきりと浮かび上がる一方で、裏面の文様は幾重にも重なり合い、にじみや揺らぎが繊細なリズムを生み出している。白と藍の濃淡が呼応する姿をゆっくりと視線でなぞることで、ひとつの壺の中に異なる表情を見て取ることができる。空間に詩的な余白を与える一品だ。