『LOEWE FOUNDATION Craft Prize 2026』日本人3名を含む30組のファイナリストを発表
注目の展覧会・イベント VOL.82

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2026.4.3 – 4.15
HULS GALLERY TOKYO
2026.4.3 – 6.21
戸栗美術館
2026.4.4 – 6.28
泉屋博古館
2026.4.5 – 4.10
柿傳ギャラリー
ずっと手で触れていたくなるような、しっとりと滑らかな器肌から、ところどころ見え隠れする小粒の石。丁寧な面取りが生む陰影が、彫刻作品のような形状をより一層際立たせている。その現代的な趣に、これも備前焼かと驚く人も多いだろうか。
「白花(しらはな)」は、備前の土の質感そのものを見せようと、作家が焼き締めの実験を繰り返す中で生まれた独自の表現。伝統的な備前焼と同様、周囲の田土を成形し釉薬を用いず焼成しているが、登窯ではなく灯油窯を使うことで、灰が掛からず焼き跡も抑えられ、端正な表情に仕上がっている。白く焼き締まった土肌を表す白花という作品名は、日本の伝統色である白花色から名付けたという。
力強い炎の痕跡に魅力を見出す備前焼とはまた異なる、備前の土の純粋な美しさ。周囲の光や音を穏やかに吸い込むような佇まいは、現代の忙しない日々に心地良い静けさをもたらしてくれるだろう。