ZOZO NEXT、伝統工芸と先端技術を融合する新プロジェクト「呼色」を始動
工芸トピックス VOL.51

VOL.1-51
更新
VOL.1-27
更新
VOL.1-80
更新
VOL.1
更新
VOL.1-8
更新
VOL.1-4
更新
VOL.1-31
更新
VOL.1-4
更新
VOL.1
更新
VOL.1-32
更新
VOL.1-3
更新
VOL.1-12
更新
VOL.1
更新
展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
東京都
2026.1.6 – 3.10
日本民藝館
岐阜県
2026.1.31 – 3.15
岐阜県現代陶芸美術館
2026.2.7 – 5.24
豊田市民芸館
2026.2.14 – 3.15
福井県立美術館
ゆるやかに立ち上る霧の中、朝日を受けて輝く薬師寺。奈良を象徴する景色を映し出す茶碗は、赤膚焼の窯元、香柏窯で作陶を行なう尾西宏紀による作品だ。奈良を代表するやきものである赤膚焼は古い歴史を持ち、当地の寺社にも多くの作品が納められている。
艶のある釉薬の上からも土感を感じる手触りと、しっとりとした風合いの高台を持つ茶碗は、国宝の薬師寺東塔の修繕の際に、基礎部分より掘り出された創建時の土を譲り受けて作られた。鉄分が多く焼成は困難であったが、試行錯誤の上、基壇土のみを陶土として使用。焼成によって茶碗の見込みに現れた釉薬の変化を朝霧に見立て、その中に立つ薬師寺の姿が金彩で丁寧に描かれている。かつての都、平城京最古の建造物であり1300年の時の流れを汲む薬師寺の化身のように、その佇まいは揺るぎなく、力強い。