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『SGHR NEW DESIGN PREVIEW 2026』Sghrスガハラが新作を発表

暮らしの中で活躍する器を作り続けているSghrスガハラから、今年も全18シリーズの新作が登場。職人たちがガラスと向き合いながら作り上げた、温もりのある製品が揃っている。

頬にできるえくぼのようなくぼみがある《ekubo koppu(えくぼコップ)》は、手に取った時に自然と指がフィットするデザイン。色ガラスを付けた部分をバーナーで炙り、ガラスが柔らかくなった瞬間に息を吸い込むことでくぼみを作り出している。タン、バイオレット、フォレストグリーンの3色はどれも可愛らしく、使う人を楽しませてくれる。

松屋銀座とスガハラが共同で開発した《水 –MIZU– 》は、「水を飲むためのグラス」がコンセプト。大きさや重さ、持ちやすさに至るまで、使い心地の良さを追求して制作された。プレーン、泡、ショートライン、斜めライン、縦ラインの5つの柄があり、模様によって異なる水の表情や光の輝きを楽しめるのも魅力だ。

《joie(ジョワ)》は、格子柄の模様が光を反射し、美しい表情を見せてくれるグラス。あえてステムを低く、太めにし、台を大きめに設計することで、高級感がありながらも大人から子供まで安心して使えるデザインとなっている。

雲母が全体に散りばめられた《corin(琥輪)》は、キラキラと輝く華やかなプレート。ガラスにパウダー状の雲母を付着させ、その上から透明なガラスを重ねることで、輝きをガラスの内部に閉じ込めている。食卓を明るく彩り、特別なひとときを演出してくれるだろう。

荒々しく切り出したような底面が特徴の《arezara(アレザラ)》は、型をノミで削り、荒く彫り込むことで、氷を削り出したような表情を作り出している。表面のフラットさと底面の削りが光と影のコントラストを生み出し、奥行きのある仕上がりとなっている。

まるで板チョコの一片を切り出したような《hitokake(ひとかけ)》。型の中に溶けたガラスを垂らし、上から圧力をかけるプレス技法で制作されている。中央に三角形のくぼみが入っており、ペンやアクセサリーを置くトレー、あるいはお菓子を載せる皿としてなど、自由な発想で楽しめる。

フランス語で「小さく愛らしい」という意味の《mignon(ミニヨン)》は、ひらひらとした縁が可愛らしいフラワーベース。型を使わずに作る宙吹きだからこそ実現した、自然で軽やかなフリルが特徴だ。生花を生けるとフリルが花を囲み、まるでブーケのような華やかな表情を見せてくれる。

今回紹介した製品以外にも、職人のアイデアと技術により生み出された新作が多数発表されている。スガハラのNew design preview 2026 特設サイトでは、最新イベント情報や新製品のエピソード、制作動画など多彩なコンテンツを公開中。この機会にぜひ製品の魅力に触れてみてはいかがだろうか。

 

◾️関連情報

『SGHR NEW DESIGN PREVIEW 2026』特設ウェブサイト
https://www.sugahara.com/ndp2026

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KOGEI STANDARD

編集部

KOGEI STANDARDの編集部。作り手、ギャラリスト、キュレーター、産地のコーディネーターなど、日本の現代工芸に関する幅広い情報網を持ち、日々、取材・編集・情報発信を行なっている。