京都・妙心寺塔頭の僧侶と工芸職人によるブランド「禅静 –ZenSei–」販売開始
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愛知県出身の鱧野さんが陶磁器の産地である岐阜県に移り住んだのは、2015年。瑞浪生まれの女性との結婚がきっかけだった。まもなくして小田陶器に入社。陶磁器製造の経験はなかったが、黙々と仕事に集中するものづくりの現場が自分の性格に合っていると感じたそうだ。
工場では、成形部門で、自動成形機に型を流す前のセッティングを担当している。重さが30キログラム以上にもなるローラーを持ち上げ、陶土を入れた型に角度を合わせながら機械に取り付ける作業は、わずかなずれが大量の不良品の原因となってしまうため、心身ともに労力がいる。それでも鱧野さんは、経験と知識の豊富な先輩たちの仕事ぶりに後押しされながら、日々、成長しようと業務に励む。
「いつか後輩ができたら、指導できるように早く一人前になりたい」と話す、その誠実な心が鱧野さん自身の成長の糧になっている。