越前漆器のメーカー、漆琳堂が産地の課題解決に向き合い、自社内に木地場を新設
工芸トピックス VOL.28
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展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
東京都
2024.7.11 – 9.29
戸栗美術館
岐阜県
2024.7.13 – 9.29
岐阜県現代陶芸美術館
富山県
2024.7.13 – 10.14
富山市ガラス美術館
東京都
2024.7.26 – 7.31
柿傳ギャラリー
今回の石川県能登半島を震源に発生した地震で被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。
2024年1月1日、石川県能登地方でM7.6の地震が発生し、工芸品の産地である輪島や珠洲などの工房の多くが被害を受けました。珠洲は2022年にも大きな地震があり、窯が倒壊した作家が多くおり、再建を行なっていた最中でした。
私は昨年9月に、輪島と珠洲を訪問しました。能登の美しい景色や輪島の朝市ののどかな情景は今でも鮮明に覚えており、今回の地震による被害の大きさに、深い悲しみを感じています。
いまだ余震の続く中、物資の供給やインフラの状況も心配されますが、それでも、一人一人の作り手から発信されるしっかりとした言葉には、能登に暮らす人たちの逞しさが滲み出ており、今後の復興に向けての希望を感じさせてくれます。
これから作り手のみなさんが一つ一つ積み上げていくもの。
それを共に積み上げていけるように、私たちは、工芸の魅力を伝え続けていきます。
KOGEI STANDARD
編集長 柴田裕介