京都・宇治の朝日焼が新作コレクション《osaa》を『3daysofdesign』で発表
注目の展覧会・イベント VOL.93

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展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
2026.6.3 – 6.28
六々堂
東京都
2026.6.5 – 6.9
しぶや黒田陶苑
京都府
2026.6.5 – 6.27
桃青京都ギャラリー
東京都
2026.6.12 – 6.27
HULS GALLERY TOKYO
茶道具の一つで、金平糖など小粒の菓子を入れる菓子器、振出。涼やかに光る本作品が茶箱に置かれている様子や、ガラスを透かして見える菓子を想像すると、茶を嗜む時間が一層待ち遠しく感じられる。
切子作家、小川郁子の自由で伸びやかな表現は、確かな技術があってこそ叶うものだ。師匠のもとで長年修行を積み習得した技術と、伝統の様式にとらわれない探究心、何より途切れることのない切子への情熱が唯一無二の作品制作に繋がっている。丸みを帯びた被せガラスに垂直に刻まれた幾筋もの深い線は、澄んだ藍色と透明なガラスの鮮やかな対比を作り出し、流れ落ちる水滴のような意匠が作品に軽やかな表情を与えている。彫刻のように立体的な凹凸は手にした時にも心地良い。丁寧にガラスを刻み続ける日々から生まれた、切子の楽しさを教えてくれる一作だ。