『LOEWE FOUNDATION Craft Prize 2026』日本人3名を含む30組のファイナリストを発表
注目の展覧会・イベント VOL.82

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東京都
2026.3.19 – 3.29
セイコーハウスホール
東京都
2026.3.20 – 3.24
しぶや黒田陶苑
東京都
2026.3.20 – 3.29
加島美術
東京都
2026.3.20 – 3.29
八丁堀 とべとべくさ
土が持つ原初的な荒々しさを想起させながらも、独創性に溢れた作品を数多く発表している備前の陶芸家、森大雅氏。本作《ドキドキ》は、ずっしりとした重みを伴う赤褐色に焼けた土塊が、人の心臓のありのままの姿をかたどった作品である。森氏が制作にあたってイメージしたのは、人々に対する愛の象徴であるイエス・キリストの聖心。それに現代日本の漫画表現「ドキドキ」という文字を重ねることで、少女の燃えるような恋心を表現したのだという。窯で焼成される過程をたどって完成した作品は、燃え上がった恋が深い愛に昇華されたことをも示唆する。
信仰の対象である聖心は、西洋の宗教画にしばしば燃える心臓として描かれてきた。それを、恋する少女の燃える想いにオーバーラップさせた発想は類を見ない。作品との対峙によって、鑑賞者は驚きや好奇心を呼び起こされることだろう。現代の備前焼を模索し続ける森氏自身の、燃えるような創作欲の詰まった作品である。