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東京都

鍋島と金襴手―繰り返しの美―展

2024.4.17 – 6.30

戸栗美術館
東京都

茶の湯の美学―利休・織部・遠州の茶道具―

2024.4.18 – 6.16

三井記念美術館
東京都

spiral market selection vol.540 SORTE GLASS

2024.4.26 – 5.9

SPIRAL Market
京都府

樂歴代特別展 #樂茶碗 #炎の芸術 #茶の湯

2024.4.26 – 9.1

樂美術館

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SINAFU 高台盛器

漆芸

メーカー: 我戸幹男商店

産地: 石川県・山中
サイズ: Φ210 x H75mm
素材: 欅

木目が生む芸術

高度な木地挽きの技術により、素材本来の魅力を余すことなく堪能できる山中漆器。木目が描く美しい波紋は、木地師が挽き上げた曲線美を一層引き立たせている。“しなふ”と名付けられた器は、手に取る人の所作をもしなやかに優雅に見せてくれるようだ。

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INSIGHT

日本の美意識「用の美」

連載コラム『日本工芸の歩む道』 VOL.7

工芸における日本の美意識を語る上で、欠かすことのできないもの。その一つは、「用の美」というものであろう。この言葉は、美術評論家であり思想家であった柳宗悦が民藝運動の中でたびたび強調したものであり、美への道には美術と工芸との二つがあるとした上で、工芸においては、「用のみが美を生む」とした。当時の日本は、急速に工業化が進み始めていたが、そうした時代に手仕事の工芸品に着目し、鑑賞品としての美しさとは異な...

RESOURCE

木地師（きじし）
- 総称
木材をろくろを用いて加工し、椀や盆等の木製品を製造する職人のこと。ろくろ師とも呼ばれる。
縦（竪）木取り（たてぎどり）
- 技法
木が育つ方向に逆らわず木取りする方法。この方法を用いた器は、変形が少なく衝撃に強いのが特徴。
山中漆器（やまなかしっき）
- 総称
石川県加賀市の山中温泉地区で生産される漆器の総称。山中地区は、木地挽物の生産地としても名高い。
木地挽き（きじびき）
- 技法
木材をろくろまたは旋盤で回転させ、それに刃物を当てて器の形に削り出す技術のこと。この工程を専門とする職人を木地師といい、木地師それぞれが独自に作った刃物を用いることで、完成度の高い木地が仕上げられる。