ZOZO NEXT、伝統工芸と先端技術を融合する新プロジェクト「呼色」を始動
工芸トピックス VOL.51

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2026.3.6 – 3.16
白金台 雨晴
2026.3.6 – 3.21
HULS GALLERY TOKYO
2026.3.11 – 3.16
日本橋三越本店
京都府
2026.3.13 – 3.28
桃青京都ギャラリー
緩やかな輪郭で構成されるガラスの「人」。静かに佇むその人は、小さな頭をわずかに傾げ、不思議そうにこちらを見つめている。見つめている、といっても、その表情にはっきりとした凹凸や稜線はない。向き合ったときの印象である。本作から何を感じ取るかは、その雰囲気や空気感を通じ、ふわりと鑑賞者に委ねられているようで、心地が良い。
ガラスという素材は硬質である。しかし、まるで成形中の融けた柔らかさをそのまま留めたような出で立ち。対極にある二つの要素を同時に内包する表現は、光井威善の真骨頂だ。ガラスの色調は抑制され、透過する光や厚みの揺らぎが、周囲の空気や時間を柔らかく映し込む。作家は本作を通して、曖昧に立ち上がる「人」の気配を、過度な説明を排した造形によって示している。
《Bottle People》は、日常の中に置かれたとき、何かを主張することはない。穏やかな余韻を残して、ただ静かにそこに在り続ける存在である。流れゆく時間の中でそっと寄り添い、観る者それぞれの想像を解き放つ作品だ。