珠洲焼創炎会 義援金の受付を開始
工芸トピックス VOL.20

展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
東京都
2025.8.1 – 8.20
和光 本店地階 アーツアンドカルチャー
京都府
2025.8.9 – 12.21
樂美術館
東京都
2025.8.13 – 8.18
日本橋髙島屋
岐阜県
2025.8.16 – 8.31
GALLERY crossing
日常にある工芸の美。展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざまな情報、視点をお届けします。
KOGEI & Me VOL.25
川又栄風さんは、明治時代より結桶作りを代々受け継ぐ「桶栄」の四代目だ。子どもの頃は職人への夢を思い描いていたわけではないというが、大学生の頃より美術や日本文化への興味を持ち始めた。そして、大学卒業後、一般企業に就職したが、1985年に父親の下で職人への道を歩み始める。桶栄での桶作りは、数百年以上変わらない伝統技法を用いることを基本とし、職人たちは、70以上の工程を丁寧に繰り返すことで、より高度なも...
KOGEI & Me VOL.24
木地師である田中瑛子さんは、愛知県安城市で生まれた。幼い頃から工作や裁縫など、手を動かすことが好きで手仕事への魅力を覚えていった。美術鑑賞が好きな両親の影響で、気づけば日本の伝統的な「赤と黒と金」という漆の配色に心を奪われ、漆芸の技術を学びたいと思うようになった。高校卒業後は、大学で漆芸を学ぶ中でさらなる技術を求めて漆器の木地挽きの産地である石川県・山中の研修所に入学。木地師の中嶋虎男氏に弟子入り...
KOGEI & Me VOL.23
蒲地さんと田中さんの二人は、佐賀県有田にある福珠窯で絵付けを担当している。磁器の伝統の地として名高い有田でも、今では絵付け専門の職人は数少ない存在となった。蒲地さんは、姉が働いていたことをきっかけに福珠窯に入社。当時は、大量に器が売れた時代であり、絵付けも細かく分業されており、同じ作業を何度も繰り返すうちに、絵付けの技法を少しずつ覚えていったという。「絵付けは、筆の流し方が大切なんです。私はカチッ...
KOGEI & Me VOL.22
光井威善さんは、広島県出身。子供の頃から、図工や体育が好きだったという。ものづくりへの興味から大学で工芸を専攻し、なかでも最も複雑で難易度が高いと感じたガラス作りに興味が深まっていった。その後、富山県にあるガラス工房に就職。学生時代に自由な作品づくりに集中していたため、仕事としてのものづくりに苦労した。「どんなガラス職人を目指すのか」と自問自答する中で、見つけた答えは自分の中にあった。光井さんは、...
KOGEI & Me VOL.21
副島硝子工業の次代を担う職人である、副島正稚さん。副島さんは「肥前びーどろ」と呼ばれる、佐賀県地方特有の型を用いない宙吹き硝子を得意とする。大学で硝子を学び、入社してからは父や先輩たちの背中を見ながら技法を学んできた。手作業のみで行う宙吹きの成形作業は、熱との対話の日々だ。「硝子のものづくりは、手の器用さだけでなくて、熱のことを理解していないといけないんです。今どこが冷めていて、どこが熱いのかとい...
KOGEI & Me VOL.20
藤本浩輔さんは、有田焼の窯元「藤巻製陶」の長男として生まれ、大学卒業後に京都で製陶の修行を始めた。その後、有田に戻り、作家として陶器作りを開始。4年間、東京で個展を開催するなど、製造から販売までを主体的に経験することで、様々なことを学んだという。こうした作家活動は有田では珍しかったことから、注目を集め、有田焼ブランド「1616/」に作り手として参加することになる。ブランドプロモーションのための海外...
KOGEI & Me VOL.19
塩士正英さんは、輪島塗の製造と販売を手がける塗師屋「藤八屋」の三代目。大学卒業後、家業を引き継ぐための修行を始めた正英さんは、次第に職人の仕事に熱中していった。しかし父親からは「職人の仕事はせず、商人になるように」と諭されたという。輪島での「塗師屋」の役割は、漆器を販売するための営業と商品企画。実際につくる工程は職人に委ねるのが習わしだったからである。それでも父親の意に反して、正英さんは、月の半分...
KOGEI & Me VOL.18
祖父の山本陶秀氏は人間国宝、父は、岡山県重要無形文化財保持者の山本出氏という、備前焼作家の家系に生まれた、周作さん、領作さん兄弟。二人にとって陶芸は空気のように当たり前にあるものであり、興味の対象ではなかったという。そんな兄弟が作陶に触れたのは20代前半の頃。父、出氏がフランスで開催した個展がきっかけで、助手として作品制作に携わるようになった。技術を習得していく達成感を得た二人は、やがて父の元で本...
KOGEI & Me VOL.17
有田の窯元、吉右ヱ門窯を率いる原田吉泰さん・愛矢子さんご夫婦。愛矢子さんは、群馬県出身。東京の美術学校で染めや織物を学んだ。有田の陶芸の伝統と地域性の密な暮らしには結婚前から興味があったという。吉泰さんとの結婚を機に、有田へ。そして、その土地への愛情は一段と深まり、窯の仕事を積極的にサポートしてきた。吉泰さんは、代々続く吉右ヱ門窯の長男。自分の名前に窯と同じ「吉」の字があることから、後継者としての...
KOGEI & Me VOL.16
徳幸窯の社長を務める弘幸さんは、1974年生まれ。大学では史学を専攻し研究者の道へ進むことも考えたが、「案外、焼き物も楽しいものだぞ」という祖父の遺言を胸に、家業を継ぐことを決意したと言う。弟の榮二郎さんは、ロクロ師である。京都で焼き物の修行をし、有田に戻るが、当初は磁器の伝統ある地で自身をどう表現するかに悩む日々だった。頻繁に東京に出ては様々な作品に触れる中で、土ものである陶器に炭を用いて独特の...
KOGEI & Me VOL.15
染革作家の原田賢一さんは、東京でファッションデザインを学んだ後、カメラアシスタントを経て、電機メーカーのデザイン部に就職。製品写真の撮影を担当していたが、写真界はフィルムからデジタルへの過渡期にあり、将来について考えさせられたという。世間の流れに風靡されない、自分にしかできないものづくりがしたい。一度決めたらのめり込むタイプの原田さん。トレンドにそれほど影響を受けない革小物づくりへの挑戦が始まった...
KOGEI & Me VOL.14
熊本県出身の山根晃司さん。子どもの頃から手で物をつくることが好きで、職人の仕事に興味があった。大学の工学部を卒業して就職したが、職人になりたいという気持ちを抱き続けた。そんななか、竹工芸と出会い、竹又に入社。竹が持つ天然の美しさと、加工次第で様々な形に姿を変える奥深さに魅了され、技を磨いてきた。竹又では、竹細工を施した小物の制作の他、竹垣などの造園の仕事も多く、幅広い加工技術を習得することができた...
日本各地の工芸の展覧会・イベント情報。
VOL.1-67
更新
作り手からの新商品情報。
VOL.1-22
更新
今、工芸の世界で起きていること。注目の最新情報。
VOL.1-39
更新
産地を訪れ、その土地の空気を吸い、作り手と同じ景色を眺めながら、気づき、感じたこと。
VOL.1-3
更新
工芸の展覧会・イベントレポート。
VOL.1-31
更新
日本各地にある、さまざまな工芸の産地を紹介。
VOL.1-4
更新
VOL.1
更新
日本から世界へ。工芸を通じた「気づき」の言葉。
VOL.1-7
更新
伝え繋ぐ、作り手たちの工芸への想い。人生で最高の一枚と共に。
VOL.1-32
更新
一碗に宿る、工芸の美と作り手の想い。茶碗の鑑賞に役立つ知識を紹介する。
VOL.1-3
更新
産地を訪れ、その土地の空気を吸い、作り手と同じ景色を眺めながら、気づき、感じたこと。
VOL.1-12
更新
VOL.1
更新