美濃焼のブランドORIGAMIと木曽漆器の丸嘉小坂漆器店のコラボレーション商品が発売
新商品情報 VOL.31

森本仁作の小ぶりな茶器《白花茶壺》。美しく均整の取れた形に、かすかに灰色を帯びた白い土の表情が、静かで凛とした印象を与える。「白花(しらはな)」は、備前の土を灯油窯で焼き締めることで生まれる、作家独自の表現である。
引き出された柔らかな白は、滑らかでさらりとした手触りを持ち、従来の備前焼とは異なる新たな広がりを感じさせる。彫刻を学んだ背景を持つ森本の造形は、簡潔で端正。素材の特性に向き合い、最適な焼成方法や形状を探り続けた末に到達した、彼の丁寧な手仕事が随所に表れている。
この茶壺は、わずかな緊張感を空間にもたらしながら、「お茶を淹れる」という穏やかな時間の中で、不思議と心地よい調和を生むだろう。使い手に寄り添い、日常の美を慈しむ感性をそっと呼び覚ます優品である。