工芸の今を世界へ問う展覧会「『工+藝』KO+GEI 2026」、東京美術倶楽部にて開催
注目の展覧会・イベント VOL.84

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展覧会情報やインタビューなど、工芸に関するさまざま情報を発信しています。
京都府
2026.4.23 – 5.12
Kyoto yamahon
2026.4.24 – 5.5
白金台 雨晴
岡山県
2026.4.29 – 5.5
岡山天満屋
東京都
2026.5.2 – 5.10
courage de vivre
森本仁作の小ぶりな茶器《白花茶壺》。美しく均整の取れた形に、かすかに灰色を帯びた白い土の表情が、静かで凛とした印象を与える。「白花(しらはな)」は、備前の土を灯油窯で焼き締めることで生まれる、作家独自の表現である。
引き出された柔らかな白は、滑らかでさらりとした手触りを持ち、従来の備前焼とは異なる新たな広がりを感じさせる。彫刻を学んだ背景を持つ森本の造形は、簡潔で端正。素材の特性に向き合い、最適な焼成方法や形状を探り続けた末に到達した、彼の丁寧な手仕事が随所に表れている。
この茶壺は、わずかな緊張感を空間にもたらしながら、「お茶を淹れる」という穏やかな時間の中で、不思議と心地よい調和を生むだろう。使い手に寄り添い、日常の美を慈しむ感性をそっと呼び覚ます優品である。