
1688年に京都・西陣に創業して以来、西陣織の歴史を受け継ぎ、着物文化の伝統を守り続ける細尾。2010年には独自の技術により、世界の標準生地幅の150cm幅で西陣織の技術や素材を用いたテキスタイルの制作に成功した。現在、自社テキスタイルブランド「HOSOO」の、伝統的な織物に革新的技術とタイムレスなデザイン感性を加えたテキスタイルは、国内外のラグジュアリーブランドの店舗内装や五つ星ホテルに広く採用...
今年で8回目を迎える展覧会『工芸・Kôgeiの創造 ―人間国宝展―』がセイコーハウス銀座ホール(旧和光ホール)にて、2023年4月6日(木)〜23日(日)の日程で開催される。通称「人間国宝」として広く知られる「重要無形文化財保持者」は、長年にわたって工芸の技の研鑽を積みながら独自の作風を編み出した、それぞれの分野の第一人者。今回は陶芸、染織、漆芸、金工、木工芸、人形の6つの工芸分野から、37名の作...
ジャパン・クリエイティブ・センターは、在シンガポール日本国大使館が運営を行ない、シンガポールにおける日本文化に関する情報発信の拠点である。2023年1月31日(火)〜2月4日(土)、ジャパン・クリエイティブ・センターにて、『POST-WABI』展が開催された。本展では、陶芸家の古野幸治さんと藤堂高直さんによる陶芸作品が30点ほど展示され、日本の伝統的美意識である「侘び」の新たな一面を感じさせるもの...
金属加工の街として知られる新潟県燕市。江戸時代初期に農家の副業として行なわれていた和釘鍛冶に端を発し、明治時代以降、日本を代表する金属食器製造の地として発展、今に続いている。「SUSgallery(サスギャラリー)」は、当地に受け継がれる金属加工技術を生かし、ピュアチタンの創造性を追求しているチタンウェアブランド。時間が経過しても錆びにくく、割れることがない普遍性、生活に寄り添う優れた機能性、特殊...
展覧会・イベントレポート VOL.21
ジャパン・クリエイティブ・センターは、在シンガポール日本国大使館が運営を行ない、シンガポールにおける日本文化に関する情報発信の拠点である。2023年1月31日(火)〜2月4日(土)、ジャパン・クリエイティブ・センターにて、『POST-WABI』展が開催された。本展では、陶芸家の古野幸治さんと藤堂高直さんによる陶芸作品が30点ほど展示され、日本の伝統的美意識である「侘び」の新たな一面を感じさせるもの...
新商品情報 VOL.9
金属加工の街として知られる新潟県燕市。江戸時代初期に農家の副業として行なわれていた和釘鍛冶に端を発し、明治時代以降、日本を代表する金属食器製造の地として発展、今に続いている。「SUSgallery(サスギャラリー)」は、当地に受け継がれる金属加工技術を生かし、ピュアチタンの創造性を追求しているチタンウェアブランド。時間が経過しても錆びにくく、割れることがない普遍性、生活に寄り添う優れた機能性、特殊...
展覧会・イベント情報 VOL.55
イギリスのクラフツ・カウンシルが主催する現代工芸とデザインの国際見本市『Collect(コレクト)』が、2023年3月3日(金)〜5日(日)の日程で、ロンドンのサマセットハウスにて開催される。会場での開催に加え、全ての作品がアート専門のオンラインプラットフォーム「Artsy(アーツィー)」で3月1日(水)〜12日(日)まで掲載され、閲覧と購入が可能だ。Collectは、コレクターや工芸ファンが国際...
展覧会・イベント情報 VOL.54
今年で17回目となるアートフェア東京が、2023年3月10日(金)〜12日(日)の日程で開催される。2005年に始まり、日本で最大級の規模を誇るアートフェア東京は、古美術・工芸から、日本画・近代美術・現代アートまで幅広い作品が展示されるのが特色だ。東京国際フォーラムの2フロアにわたる展示は、国内外で活躍するコマーシャルギャラリー・美術商が出展する「ギャラリー」、百貨店や地方工芸団体の企画ブースを含...
連載コラム『日本工芸の歩む道』 VOL.5
日本の美意識について学んでいくと、日本人の根底に備わっているのは、「自然観」というものなのだと気づくようになる。日本人は、散りゆく桜を美しいと感じるが、これは単に色や景色が綺麗だと思うのではなく、あらゆるものは流転していくとして、世の無常を感じているからだとされる。自然の一つ一つにも、それぞれの物語があると感じるのは、どの文化にも通ずることではなく、日本文化の一つの特徴であることを知っておきたい。
新商品情報 VOL.8
ランドセル工房を発祥とし、丁寧なものづくりで知られる革製品ブランド「土屋鞄製造所」より、「運ぶを楽しむ」シリーズの第5弾として《だるまバッグ》が発売される。「運ぶを楽しむ」は、日本のものづくり文化を世界へ伝えるため、2020年から始まった専用鞄シリーズ。土屋鞄の職人が、日々磨き続けている技術や知識を生かして、ワイングラス専用バッグやスイカ専用バッグなど、運ぶ時間に喜びや楽しさを感じられる、他にはな...
自らの哲学を作品に映し出す人々。唯一無二の表現を追い求めて。
日本の各地に根ざす工芸メーカー。
海を越えて伝えたい、日本工芸の「今」。